今週は特に意味なく、というか買いに行くのが面倒くさくて地味に節酒中で、何となく暇だったので、
読み放題プレミアムを見てみました。
Yahoo!のプレミアム会員だと無料なので。
そこで、
「私の身に起きたこと」~とあるウイグル人女性の証言2
著 者:清水ともみ
証言者:グリバハル・ジェロリワ Gulbahar Jalilov
という漫画を読みました。
マンガ「私の身に起きたこと」~とあるウイグル人女性の証言2~ 1/8 全30頁#ウイグル #新疆ウイグル自治区 #東トルキスタン #Uighurs #FreeUyghur pic.twitter.com/KfiFr4KmIE
— 清水ともみ (@swim_shu) July 8, 2020
淡々と描かれているようにも見えますが、とても重い内容。
証言者は、2017年5月から1年3か月、いわれなき理由で中国の強制収容所に閉じ込められた。
それは酷い日々だった。思い出したくもないかもしれない。
そのようなこともあって、事実のみを写実的に描写しているのかもしれないが、
逆に真に迫っている。
強制収容所の警官の中にはウイグル人が多くいて、同胞に同胞を支配させ、対立を煽っている構図は、
沖縄の基地問題にも少しだけ通じる。
沖縄の場合は、警備員などはお金をかけて内地から呼んだりすることもあり、
地元民に対しては、経済的な餌で取り込んで対立を煽るパターンが多いようだ。
証言者は同胞の警官を憎むことはできない、というが、私は、同感できない。
憎むまではいかないかもしれないが、日和って体制側についた人間、保身のために切り崩しにあった人間、
とも言えるのではないかと思ってしまう。
グリバハル・ジェロリワさんはカザフスタン国籍のウイグル人ということで、中国から見ると外国人。
そのため、強制収容所から出ることができた。ただし、1年3か月もの間、生き延びたからだ。
グリバハル・ジェロリワさんはその後、「収容所のことは誰にも話すな」と脅迫を受けたにも関わらず、
さらに、家族と離れて単身トルコに亡命してまで証言している。
それは、いまもなお、いわれなき理由で強制収容所に閉じ込められている人たちがたくさんいることを多くの人に知ってもらい、一刻も早く、閉じ込められている人たちが解放されることを願っているからだ。
中国は広い。人口も多い。
人情に厚い人々も多くいるだろう。
しかし、中国共産党の支配は酷い部分もあるのではないか。
世界中からの圧力の影響もあるだろうが、国内問題ということで聞く耳を持たない国も多いだろう。
「私の身に起きたこと」という漫画は本作以外にもいくつかのケースの話があるようだ。
すでにあるかもしれないが、中国に住んでいる人々にこのことを知ってほしいと思う。
あなた方が支持している(もしくは支配されている)中国共産党はこんなことをしてますよ、と。
ちなみに、いわれなき理由や恣意的な理由で拘束されたと思われるケースは現代の沖縄でもある。
以下の件は、アムネスティインターナショナルも懸念を示すほどだ。
日本:山城博治さんの速やかな釈放を求める
日本も酷い国になったものだ。
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