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  • 官房長官の記者会見が荒れている! 東京新聞社会部の記者が繰り出す野党議員のような質問で
    2017年7月18日の記事ですが。


    遅ればせながら、望月衣塑子さんの新聞記者という本を読み、そこに上記の記事のことも出ていたんですね。

    該当の記事を書いた方は、産経新聞政治部の広池慶一さん。
    産経新聞といえば、「「沖縄2紙が報じないニュース」 甘い裏付けで誤報を拡散 閲覧数を意識か」記載のとおり、事実確認を怠った記事を載せたうえで、沖縄の地元紙2紙がそれを報じなかったことを〈報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ〉と批判する報道をしたメディアだ。

    そのため、記事冒頭の

    安倍晋三政権のスポークスマンでもある菅義偉官房長官の記者会見が東京新聞の社会部記者の参戦によって雰囲気が一変した。

    を読んだとき、「安倍晋三政権のスポークスマンでもあるマスコミの記者会見が」を見まがってしまいました(-_-;)

    また、記事の末尾にこんな用語解説がある(笑)

    [用語解説] 東京新聞 中日新聞東京本社が発行する関東のブロック紙。安倍晋三政権に批判的な論調で、「反原発」や「反基地」の姿勢を明確に打ち出す。同社の長谷川幸洋論説委員が1月、自身が司会を務めるテレビ番組で沖縄の米軍基地反対運動について「テロリストみたい」と表現した際、「事実に基づかない論評」が含まれていたとして謝罪記事を掲載し、話題となった。

    広池慶一さんには、ぜひぜひ、産経新聞の用語解説もお願いしたい!

    信憑性はわかりませんが、こんな情報もありました。

    念のために。
    望月衣塑子さんの本を読んで、記者クラブって仲良しクラブみたいで、安倍首相のお友だちに関する報道と親和性が高いな、とか、官房長官の記者会見をなあなあで済ませてしまうことに注力する新聞社って存在価値あるのかな、とか改めて思ったりはしましたが、望月衣塑子さんの姿勢に全面的に賛成! というわけではありません。

    ただ、「新聞記者」という本の中に、とても面白い部分がありますので、引用します。

    「ある政治家の本では『政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為だ』と。これを記されていたのはどなたか、官房長官はご存じでしょうか」
     顔色ひとつ変えずに、菅官房長官が「知りません」と返す。南記者がたたみかけた。
    「これは官房長官の本に書かれているのですが」

    若干変化球ではあるかもしれませんが、このような質疑の流れを作るのが「質問力」ではないでしょうか。
    答えていくに従って逃げ道をなくす、であったり、論理矛盾を起こさせる、であったり。
    そして、そんな答弁をする政治屋は、民度の高い国であれば、当然の如く淘汰されていく。

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