周知のように、日本政府は「米海兵隊の駐留は日本を防衛するための抑止力として不可欠」という立場から、沖縄・辺野古の新基地建設をしゃにむに進めてきた。
ところが赤旗によると、1978年に日米防衛協力指針(ガイドライン)が締結され、それにもとづいて日米両政府が取り組んだ「日本有事および朝鮮有事に対応する緊急事態対処計画5098」の策定作業の中で、カーター政権のブラウン国防長官は「海兵隊は韓国への増強、インド洋やペルシャ湾への展開のために自由に使うので、日本防衛には使わない」という趣旨を明言していた。これはペンタゴンが17年に公表した「歴史書1977~81年」に経緯が記録されているという。さらに、レーガン政権の国防長官だったワインバーガーは82年4月に米上院に提出した書面で「沖縄の海兵隊は、日本の防衛には充てられていない。それは米第7艦隊の即応海兵隊であり、同艦隊の通常作戦区域である西太平洋、インド洋のどこにでも配備される」と述べていた。
「辺野古移設が唯一の解決策」というのもまやかしなら、
米海兵隊の駐留は日本を防衛するための抑止力として不可欠、というのも、
風が吹けば桶屋が儲かる、的な話でしかないことが、またしても明らかになった。
「日本防衛には使われない海兵隊の基地が沖縄に必要なのか」
必要ない。
必要なら、真っ先に(安倍)首相の地元とか、国会議員宿舎の近くとかに作り、
その後、各地に展開すればよい。
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